ごあいさつ
東葛中部地区葬祭業協同組合は柏市、我孫子市、流山市に葬祭事業所として拠点を置く中小企業の組合として千葉県知事の認可を受け、2022年2月に産声をあげました。
そして組合員と設立に向けて、幾度となく議論を重ねた結果、次のような課題を共有いたしました。
- 地域に根ざした組合の社会貢献活動として災害多発時代に備えた貢献もしていきたい
- 多死社会に備えた効率的な火葬場運営を伴う市民サービスのあり方について行政と一体化した取組みをしていきたい
- 地域の葬祭事業者として誠実な資質・姿勢を研鑽すべく研修機関としての機能も高めたい
- ポータルサイトなど現状のネット関連のあり方について課題と対策を検証していきたい
このような課題は、過去に類例のない超高齢社会の進行と共に迎える多死社会に突入した昨今、経済格差や葬儀観の多様化に加えて急速に進む簡素化など、地元葬儀社にとって経営存続の暗澹たる危機感から、“今私たちに出来る事”を模索した結論でもあります。
「お葬式の本質と意味」を考える事も希薄になり、ただただ施行件数を熟すだけの競争に陥りやすい状況にある事も否めません。そのような未来を見つめ直したときこれからは同業者同士、“競争よりも先ず協調”を重視した関係性を築き、葬祭サービスを通じて地域住民に真摯に向き合う姿勢をより一層高めていくことが肝心だとするところに行き着きました。地域のための地域に寄り添う組合として成長し続けて参りますことをお誓い申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。
東葛中部地区葬祭業協同組合 代表理事 小林亘